WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20136 |
LD(LDH) (乳酸脱水素酵素)lactate dehydrogenase3B050-0000-023-279 |
遠心
|
01 |
2日 冷蔵 |
IFCC標準化対応法(UV) | U/L 124~222 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
20136 |
LD(LDH) (乳酸脱水素酵素)lactate dehydrogenase3B050-0000-023-279 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
2日 冷蔵 |
IFCC標準化対応法(UV) |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/L 124~222 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/乳酸デヒドロゲナーゼ(LD)
- 実施料:包括11
- 診療報酬区分:D007 1
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
チャート


参考文献
日本臨床化学会: 臨床化学 19, 228, 1990.
検査項目解説
臨床的意義
ほとんどの組織や臓器に分布する酵素。貧血、炎症、腫瘍など汎用的なスクリーニング検査として用いられる。
乳酸脱水素酵素(LD)は可溶性分画に属する酵素でほとんどの組織や臓器に広く分布する。
LDが含まれている臓器が損傷を受けると、その組織からLDが逸脱し血中濃度が上昇する。通常はスクリーニングとして総活性を測定し、高値をみた場合にアイソザイムを測定し損傷臓器を推定する(LDアイソザイムの項参照)。
また、同時にAST(GOT)を測定しLD/ AST比をとる。LD/AST比が高値の場合(10~25)の場合は悪性腫瘍や溶血性疾患が疑われる。LD/AST比の上昇が中等度の場合は感染症か肝臓以外の実質性の臓器障害が考えられ、また、悪性腫瘍が存在する可能性もある。このため各種画像診断のほか、推定される臓器に関する腫瘍マーカーの検査を行なう。LD/AST比が低い場合は肝疾患が疑われる。
運動の影響を受けて上昇するため、採血前には激しい運動は避ける。
また、赤血球中にはLD(1、2型)が多量に含まれているため、溶血により高値になる。そのため報告書コメントに溶血(+)とある場合は、GOTやCKを参照し、影響を考慮する必要がある。
【高値を示す疾患】
急性肝炎,感染症,白血病,悪性貧血,溶血性貧血,急性心筋梗塞
関連疾患
B17.9.3:急性肝炎 → B15-B19:ウイルス性肝炎
B99-B99:感染症 → B99-B99:感染症
C95.9.1:白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D51.0.2:悪性貧血 → D50-D53:栄養性・出血性貧血
D55-D59:溶血性貧血 → D55-D59:溶血性貧血
I21.9.5:急性心筋梗塞 → I20-I25:虚血性心疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.