WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
『感染症』に関連する検査項目
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20136 |
LD(LDH) (乳酸脱水素酵素)lactate dehydrogenase3B050 ほとんどの組織や臓器に分布する酵素。貧血、炎症、腫瘍など汎用的なスクリーニング検査として用いられる。 |
遠心
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01 |
2日 冷蔵 |
IFCC標準化対応法(UV) | U/L 124~222 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
00368 |
メトトレキサートmethotrexate3M725 白血病、絨毛性疾患の治療に使われる葉酸代謝拮抗剤。著明な骨髄抑制と腎毒性があり血中濃度測定が重要。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
7日 冷蔵 |
EIA | μmol/L 中毒域(大量投与時) |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
04479 |
シクロスポリンciclosporin3M805 免疫抑制剤。臓器移植や自己免疫疾患に用いられる。経口投与時の血中濃度推移には個人差が大きいため、濃度測定を行う。 |
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指定容器
07 |
7日 冷蔵 |
ECLIA | ng/mL 経口 投与直前(トラフ) |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
26229 |
シロリムスsirolimus3M814 肺リンパ脈管筋腫症(LAM)の新しい治療薬。CYP3A4を介して代謝されるため併用薬留意の上、TDMが推奨される。 |
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指定容器
07 |
7日 冷蔵 |
LC-MS/MS | ng/mL 投与直前(トラフ) |
管理料[470] B001 2イ |
4~10日 |
25787 |
エベロリムスeverolimus3M815 心・腎臓などの臓器移植に用いられる免疫抑制剤。抗癌剤として用いられる場合もある。 |
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指定容器
07 |
7日 冷蔵 |
ECLIA | ng/mL 免疫抑制剤としてシクロスポリンと |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
01354 |
α1アシドグリコプロテイン (α1AG)alpha1-acid glycoprotein5C025 急性相反応物質に属する糖蛋白。半減期、急性期変動率が異なるCRP等と同時測定し、炎症性疾患等の病態把握に用いる。 |
遠心
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01 |
4週 冷蔵 |
TIA | mg/dL 42~93 |
2~5日 |
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00243 |
ハプトグロビン (Hp) (型判定)haptoglobin phenotype5C041 ヘモグロビンと特異的に結合する糖蛋白質。溶血で減少し、炎症性疾患で血中に増加。 |
遠心
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01 |
冷蔵 |
TIA/薄層アクリルアミドゲル電気泳動法 | mg/dL 1-1型 43~180 |
132 D015 14 免疫 |
4~5日 |
00335 |
ハプトグロビン (Hp) (型判定なし)haptoglobin5C040 ヘモグロビンと特異的に結合する糖蛋白質。溶血で減少し、炎症性疾患で血中に増加。 |
遠心
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01 |
冷蔵 |
TIA | mg/dL 19~170 |
132 D015 14 免疫 |
2~3日 |
00240 |
α1アンチトリプシン (α1AT)alpha1-antitrypsin5C020 代表的な急性相反応物質の一つ。欠損症で若年性肺気腫を引き起こす蛋白質。 |
遠心
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01 |
冷蔵 |
ネフェロメトリー法 | mg/dL 94~150 |
80 D006 11 血液 |
2~5日 |
00152 |
CRP 《定性》C-reactive protein5C070 代表的な急性相反応物質。炎症性疾患や体内組織の崩壊がある場合に血中で増加し、炎症マーカーとして用いられる。 |
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | (-) |
16 D015 1 免疫 |
1~2日 |
00201 |
CRP 《定量》C-reactive protein5C070 代表的な急性相反応物質。炎症性疾患や体内組織の崩壊がある場合に血中で増加し、炎症マーカーとして用いられる。 |
遠心
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01 |
1週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | mg/dL 0.30 以下 |
16 D015 1 免疫 |
1~2日 |
12627 |
アミロイドA (SAA)serum amyloid A5C080 比較的新しい炎症マーカー。CRPがあまり変動しないウイルス感染、SLE、腎移植後の拒絶反応でも上昇。 |
遠心
|
01 |
冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | mg/L 3 以下 |
47 D015 6 免疫 |
2~3日 |
12271 |
インターロイキン-6 (IL-6)《ECLIA》interleukin-65J130 炎症早期に産生されるサイトカインで、臓器障害の発生を予測することが可能。SIRSの重症度判定に有用。COVID19重症度マーカーとしても注目。 |
遠心
|
01 ↓
02 |
24カ月 凍 |
ECLIA | pg/mL 7.0 以下 |
170 D015 17 免疫 |
2~3日 |
20112 |
IgGサブクラス分画IgG subclasses5A050 免疫グロブリンで最も量が多いIgGのサブクラス4種を個別に定量する検査。易感染性の小児や、IgG4関連疾患患者の診断に有効。 |
遠心
|
01 |
2週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法)およびTIA | mg/dL IgG1 351~962 |
2~5日 |
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00236 |
IgMIgM5A020 免疫グロブリン中、最大の分子量をもち、感染症で最も早期に増加する抗体。 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
TIA | mg/dL M 33~190 |
38 D015 4 免疫 |
1~2日 |
00227 |
血清補体価 (CH50)50% hemolytic complement activity5B010 感作赤血球を50%溶血させる補体の量。C1~C9からなる補体の総活性を反映。補体の産生低下、消費亢進で低値に。 |
単独検体
遠心
|
01 ↓ 02 |
凍-20℃以下 |
Mayer変法 | CH50/mL 30~46 |
38 D015 4 免疫 |
2~3日 |
00508 |
白血球像hemogram2A160 白血球の形態と分画から、感染症や血液系悪性腫瘍の鑑別診断を行う基本的な検査。 |
または
|
13
20 |
冷蔵凍結不可
常温 |
自動血球分析装置使用(フローサイトメトリー法)目視法(鏡検) | % |
15 D005 3 血液 |
1~2日 |
00587 |
血液塗抹標本 鉄染色iron stain2A240 血液又は骨髄塗抹標本を用いて、非ヘモグロビン鉄を染色し、鉄代謝異常の有無を形態学的に調べる検査。貧血の鑑別診断に有用。 |
|
20 |
常温 |
ベルリンブルー | 各27加算 D005 6注 血液 |
2~4日 |
|
04170 |
骨髄液塗抹標本 鉄染色iron stain2A240 血液又は骨髄塗抹標本を用いて、非ヘモグロビン鉄を染色し、鉄代謝異常の有無を形態学的に調べる検査。貧血の鑑別診断に有用。 |
|
20 |
常温 |
ベルリンブルー | 各40加算 D005 14注 血液 |
2~4日 |
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00559 |
フィブリノーゲン (FIB)fibrinogen2B100 血栓を形成するフィブリンの前駆体。炎症で増加し、高度な肝機能障害、DIC等では減少する。 |
遠心
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15 ↓
02 |
2週 凍 |
トロンビン法 | mg/dL 155~415 |
23 D006 4 血液 |
2~3日 |