検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

虚血性心疾患

項目コード 検査項目 分類 実施料
判断科区分
所要日数

00010
3B045

ALT (GPT)

肝細胞の破壊に伴い血中に逸脱する酵素。AST(GOT)よりも肝に特異性が高く、肝炎の病勢指標に用いられる。

生化学検査
酵素

包括17

生Ⅰ

1~2日

20136
3B050

LD(LDH) (乳酸脱水素酵素)

ほとんどの組織や臓器に分布する酵素。貧血、炎症、腫瘍など汎用的なスクリーニング検査として用いられる。

生化学検査
酵素

包括11

生Ⅰ

1~2日

00016
3B010

CK (CPK)

骨格筋や心筋の崩壊を反映して上昇する酵素。急性心筋梗塞や多発性筋炎で上昇。

生化学検査
酵素

包括11

生Ⅰ

1~2日

00019
3B100

アルドラーゼ (ALD)

細胞の破壊や壊死、代謝障害で高値となる解糖系酵素。組織崩壊をリアルタイムで反映する一方、臓器特異性が低いため補助診断に用いられる。

生化学検査
酵素

包括11

生Ⅰ

1~2日

00056
3B055

LDHアイソザイム

LDH高値の際に由来臓器を推定する検査。サブユニット欠損症では特定のアイソザイムが異常低値に。

生化学検査
アイソザイム

48

生Ⅰ

2~3日

00069
3B025

CKアイソザイム (CPKアイソザイム)

CKが高値の場合に由来臓器を調べる検査。脳、骨格筋、心筋由来別にCK-BB、MM、MBに分けられる。

生化学検査
アイソザイム

55

生Ⅰ

2~3日

30324
3B015

CK-MB定量 (CPK-MB定量)

CKが高値の場合に由来臓器を調べる検査。脳、骨格筋、心筋由来別にCK-BB、MM、MBに分けられる。

生化学検査
アイソザイム

90

生Ⅰ

2~3日

00041
3F015

TG (中性脂肪)

動脈硬化の危険因子。食後は高値になるため、採血は空腹時に行う。

生化学検査
脂質

包括11

生Ⅰ

1~2日

00108
3F070

HDL-コレステロール (HDL-Cho)

HDLというリポ蛋白の粒子に含まれるコレステロール。一般に善玉コレステロールと呼ばれ、低値は動脈硬化の危険因子。

生化学検査
脂質

包括17

生Ⅰ

1~2日

01995
3F077

LDL-コレステロール (LDL-Cho)

LDLというリポ蛋白粒子に含まれるコレステロール。俗に悪玉コレステロールと呼ばれ、高値は冠動脈疾患の危険因子。

生化学検査
脂質

包括18

生Ⅰ

1~2日

00047
3H010

ナトリウム (Na)

細胞外液中の陽イオンの主体。主要な浸透圧活性物質。

生化学検査
電解質・微量金属

包括11

生Ⅰ

1~2日

00049
3H020

クロール (Cl)

酸塩基平衡異常の診断に有用な検査。血中の代表的陰イオンでNaと共に測定し両者のバランスにより診断。

生化学検査
電解質・微量金属

包括11

生Ⅰ

1~2日

00048
3H015

カリウム (K)

異常高値の場合には心室細動から心停止を起こす。血球内に多く含まれるため溶血による見かけ上の高値に注意。

生化学検査
電解質・微量金属

包括11

生Ⅰ

1~2日

00052
3H025

マグネシウム (Mg)

種々の酵素の補助因子として作用し、生体代謝調節に重要な役割を担う必須微量金属。

生化学検査
電解質・微量金属

包括11

生Ⅰ

1~2日

03922
4Z270

ヒト心房性Na利尿ペプチド (hANP)

主として心房で合成・貯蔵され血中に分泌されるホルモン。各種心疾患および腎疾患で重症度に並行して高値となる。

内分泌学検査
その他

包括221

生Ⅱ

2~3日

05209
4Z271

脳性Na利尿ペプチド (BNP)

心臓の心室より分泌されるホルモン。慢性心不全、および急性の心疾患の病態把握や予後の推定に有用。

内分泌学検査
その他

包括133

生Ⅱ

2~3日

09769
4Z272

ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント (NT-proBNP)

慢性心不全の重症度に応じ血中で上昇するペプチド。BNPより血中半減期が長く、物質的にも安定で血清での測定が可能。

内分泌学検査
その他

包括136

生Ⅱ

2~3日

01843
5C090

ミオグロビン 〈血清〉

筋肉中へ酸素を取り込むヘム蛋白質。心筋梗塞等において早期に血中へ逸脱し、増減が早いため急性期の指標に用いられる。

免疫血清学検査
蛋白

135

生Ⅰ

2~3日

12748
5C090

ミオグロビン 〈尿〉

筋肉中へ酸素を取り込むヘム蛋白質。心筋梗塞等において早期に血中へ逸脱し、増減が早いため急性期の指標に用いられる。

免疫血清学検査
蛋白

135

生Ⅰ

2~4日

03855
5C092

心室筋ミオシン軽鎖Ⅰ

心筋の収縮に働く心筋細胞の構造蛋白。心筋梗塞の病態把握に有用。発症3時間から1週間後まで高値をとる。

免疫血清学検査
蛋白

184

生Ⅰ

2~5日

30323
5C094

高感度心筋トロポニンI

高い心筋特異性をもつ心筋マーカーである。

免疫血清学検査
蛋白

112

生Ⅰ

2~3日

08049
5C091

ヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白 (H-FABP)

遊離脂肪酸の細胞内輸送に関与する低分子可溶性蛋白。心筋に特異的で、早期における急性心筋梗塞の診断指標。

免疫血清学検査
蛋白

135

生Ⅰ

2~8日

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