WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01565 |
ビタミンB12 (シアノコバラミン)vitamin B123G040-0000-023-051 |
遠心
|
01 ↓
02 |
12週 凍 |
CLIA | pg/mL 233~914 |
140 D007 38 生Ⅰ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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01565 |
ビタミンB12 (シアノコバラミン)vitamin B123G040-0000-023-051 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
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01 ↓
02 |
12週 凍 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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pg/mL 233~914 |
140 D007 38 生Ⅰ |
2~3日 |
備考
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/ビタミンB12
- 実施料:140
- 診療報酬区分:D007 38
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
容器
参考文献
河口行雄, 他: 医学と薬学 41, 145, 1999.
検査項目解説
臨床的意義
欠乏により巨赤芽球性貧血をもたらす水溶性の造血ビタミン。吸収には胃から分泌される内因子といわれる蛋白が必要。
ビタミンB12(VB12)は葉酸とともに造血ビタミンとして知られ、その欠乏は巨赤芽球性貧血をもたらす。
卵黄、魚肉、レバーなどの食物より摂取されるVB12は、胃壁細胞から分泌される内因子と呼ばれる糖タンパクと結合した複合体として腸管に運ばれ、複合体に特異的な受容体を介して吸収され血中に移行する。したがって、内因子の分泌低下あるいは欠如があるとVB12の吸収が阻害され、欠乏症を来す。
VB12欠乏症の所見としては貧血の他に舌の発赤・乳頭萎縮、下痢、神経症状などがある。内因子の分泌欠如による巨赤芽球性貧血を特に悪性貧血という。悪性貧血の患者血中には高頻度に抗内因子抗体が検出され、診断的価値が高い。巨赤芽球性貧血は葉酸欠乏症の典型的な所見でもあるため、鑑別のために血中葉酸値を併せて測定する。
一方、高VB12血症は骨髄増殖性疾患や悪性腫瘍で報告がある。これには、血中の特異的担送タンパクの産生亢進が関与すると考えられている。
【高値を示す疾患】
急性肝炎,劇症肝炎,慢性骨髄性白血病,骨髄線維症
【低値を示す疾患】
悪性貧血,ビタミンB12欠乏症,萎縮性胃炎
関連疾患
B17.9.3:急性肝炎 → B15-B19:ウイルス性肝炎
B19.0.1:劇症肝炎 → B15-B19:ウイルス性肝炎
C92.1.1:慢性骨髄性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D47.4:骨髄線維症 → D37-D48:その他の腫瘍
D51.0.2:悪性貧血 → D50-D53:栄養性・出血性貧血
E53.8.3:ビタミンB12欠乏症 → E50-E64:その他の栄養欠乏疾患
K29.4.1:萎縮性胃炎 → K20-K31:食道・胃・十二指腸の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.