WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
『その他の栄養欠乏疾患』に関連する検査項目
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00021 |
総蛋白 (TP)total proteins3A010 栄養状態と肝・腎機能の指標。肝硬変やネフローゼによる低蛋白血症で低下し、脱水や多発性骨髄腫などで上昇。 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
ビューレット法 | g/dL 6.7~8.3 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
99900 |
新規テスト検査項目proteins, fractionation3A020 栄養状態と肝・腎機能の指標。肝硬変やネフローゼによる低蛋白血症で低下し、脱水や多発性骨髄腫などで上昇。 |
|
01 65
84 |
冷蔵凍結不可 凍 20日 凍 |
アガロースゲル電気泳動法 | 包括18 D007 4 生Ⅰ |
2~3日 |
|
00042 |
リン脂質 (PL)phospholipid3F025 血中での脂質の安定化と代謝に重要な役割を果たすリポ蛋白の構成要素。肝・胆道疾患で異常値を示す。 |
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
酵素法 | mg/dL 150~280 |
包括15 D007 2 生Ⅰ |
1~2日 |
27630 |
ビタミンAvitamin A3G015 視覚や生殖機能の維持、上皮組織の分化、骨形成などに不可欠な役割を果たす脂溶性ビタミン。欠乏すると夜盲症となる。 |
遠心
|
01 ↓ 65 |
凍 |
HPLC | μg/dL 27.2~102.7 |
6~12日 |
|
26560 |
ビタミンB1 (サイアミン)vitamin B13G025 欠乏すると脚気の病状を呈する水溶性ビタミン。 |
|
84 |
20日 凍 |
LC-MS/MS | μg/dL 2.6~5.8 |
239 D007 53 生Ⅰ |
3~4日 |
01563 |
ビタミンB2 (リボフラビン)vitamin B23G030 糖質や脂肪、タンパク質代謝などのエネルギー産生系に関与する水溶性ビタミン。欠乏で口角炎、脂漏性皮膚炎となる。 |
|
84 |
20日 凍 |
HPLC | μg/dL 12.8~27.6 |
242 D007 54 生Ⅰ |
3~4日 |
02143 |
ビタミンB6vitamin B6, fractionation3G036 アミノ酸代謝の補酵素として働く水溶性ビタミン。欠乏すると脂漏性皮膚炎をきたす。 |
遠心
|
01 ↓ 65 |
冷蔵 |
HPLC | ng/mL |
5~7日 |
|
01565 |
ビタミンB12 (シアノコバラミン)vitamin B123G040 欠乏により巨赤芽球性貧血をもたらす水溶性の造血ビタミン。吸収には胃から分泌される内因子といわれる蛋白が必要。 |
遠心
|
01 ↓
02 |
12週 凍 |
CLIA | pg/mL 233~914 |
140 D007 38 生Ⅰ |
2~3日 |
03990 |
ビタミンC (アスコルビン酸)vitamin C (L-ascorbic acid)3G060 強い還元作用をもつ水溶性ビタミン。欠乏で壊血病となる。 |
遠心
|
※ ↓ 指定容器
58 |
4週 凍-70℃以下 |
HPLC | μg/mL 5.5~16.8 |
305 D007 60 生Ⅰ |
5~7日 |
27769 |
25-OHビタミンD [くる病][ビタミン]25-hydroxy vitamin D33G065 総ビタミンD量。ヒトを始めとする動物の骨代謝を司る重要な脂溶性ビタミンの一つ。 |
遠心
|
01 |
4日 冷蔵 |
ECLIA | ng/mL |
117 D007 31 生Ⅰ |
2~3日 |
26225 |
25-OHビタミンD分画[ビタミン]25-hydroxy vitamin D, fractionation3G066 ビタミンDの代謝産物、総ビタミンD量を反映する指標をD2とD3に分画。骨形成に関与し、不足すると、クル病、骨軟化症となる。 |
遠心
|
01 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL D2 12.1 以下 |
6~12日 |
|
00869 |
1α,25-(OH)2ビタミンD[ビタミン]1,25-dihydroxy vitamin D33G070 最も生物活性が強いビタミンD。血中カルシウム濃度を上げる働きをもつ。 |
遠心
|
01 ↓ 02 |
凍 |
RIA(二抗体法) | pg/mL 20~60 |
388 D007 62 生Ⅰ |
3~6日 |
01142 |
レチノール結合蛋白 (RBP)retinol binding protein5C030 血中レチノール(ビタミンA)の特異的輸送蛋白。肝胆道疾患や腎疾患の病態把握、栄養状態の把握に用いる。 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | mg/dL M 2.7~6.0 |
136 D015 15 免疫 |
2~3日 |
00050 |
カルシウム (Ca)calcium3H030 骨代謝だけではなく筋収縮、血液凝固にも必須な物質。PTH、ビタミンD、カルシトニン等が血中濃度を厳密にコントロール。 |
遠心
|
01 |
2週 冷蔵 |
アルセナゾⅢ法 | mg/dL 8.4~10.4 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
00117 |
不飽和鉄結合能 (UIBC)unsaturated iron binding capacity3I020 トランスフェリン等の血中鉄輸送蛋白上で鉄が結合していない部分。すなわち鉄結合予備能を表し、血清鉄との和がTIBCに相当。 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
比色法 | μg/dL M 140~330 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
01640 |
亜鉛 (Zn) 〈血清〉zinc3I030 代表的な必須微量金属。欠乏すると皮膚炎や味覚障害をきたす。中心静脈栄養・経腸栄養に伴う亜鉛欠乏症の診断に重要。 |
単独検体
遠心
|
指定容器
68 |
18日 冷蔵 |
原子吸光法 | μg/dL 80~130 |
136 D007 37 生Ⅰ |
2~3日 |
01641 |
亜鉛 (Zn) 〈尿〉zinc3I030 代表的な必須微量金属。欠乏すると皮膚炎や味覚障害をきたす。中心静脈栄養・経腸栄養に伴う亜鉛欠乏症の診断に重要。 |
単独検体
|
指定容器
59 |
4週 冷蔵 |
原子吸光法 | μg/L 64~947 |
136 D007 37 生Ⅰ |
3~6日 |
01147 |
セレン (Se)selenium3I035 至適血中濃度幅が狭いため、欠乏から中毒へ転じやすい必須微量金属。 |
単独検体
遠心
|
指定容器
68 |
3週 冷蔵 |
ICP-MS | μg/dL 10.0~16.0 |
144 D007 39 生Ⅰ |
3~4日 |
07408 |
マンガン (Mn) 〈血液〉manganese3K125 マンガン鉱山や精錬工場労働者におけるマンガンへの暴露指標。 |
|
10 |
3週 冷蔵 |
原子吸光法 | μg/dL 0.4~2.0 |
包括27 D007 8 生Ⅰ |
6~11日 |
01630 |
マンガン (Mn) 〈血清〉manganese3K125 マンガン鉱山や精錬工場労働者におけるマンガンへの暴露指標。 |
単独検体
遠心
|
指定容器
68 |
3週 冷蔵 |
原子吸光法 | μg/dL 0.7 以下 |
包括27 D007 8 生Ⅰ |
6~11日 |
01631 |
マンガン (Mn) 〈尿〉manganese3K125 マンガン鉱山や精錬工場労働者におけるマンガンへの暴露指標。 |
単独検体
|
指定容器
59 |
3週 冷蔵 |
原子吸光法 | μg/L 2.0 未満 |
包括27 D007 8 生Ⅰ |
6~11日 |
05215 |
骨型アルカリフォスファターゼ (BAP)bone-specific alkaline phosphatase3B072 ALPアイソザイムの3型に相当する骨由来のALP。がんの骨転移や骨粗鬆症など骨疾患で上昇し、食事の影響を受けにくい。 |
遠心
|
01 ↓ 02 |
凍 |
CLEIA | μg/L M 3.7~20.9 |
包括161 D008 30 生Ⅱ |
2~3日 |
26734 |
低カルボキシル化オステオカルシン (ucOC)undercarboxylated osteocalcin4Z282 ビタミンKが不足した場合に血中に放出される正常な機能を持たないオステオカルシン。骨密度とは異なる骨折リスク因子。 |
溶血不可
遠心
|
01 ↓ 02 |
凍 |
ECLIA | ng/mL 4.50 未満 |
包括154 D008 26 生Ⅱ |
3~5日 |
27769 |
25-OHビタミンD [くる病][副甲状腺]25-hydroxy vitamin D33G065 総ビタミンD量。ヒトを始めとする動物の骨代謝を司る重要な脂溶性ビタミンの一つ。 |
遠心
|
01 |
4日 冷蔵 |
ECLIA | ng/mL |
117 D007 31 生Ⅰ |
2~3日 |
27425 |
25-OHビタミンD(Total) [骨粗鬆症][副甲状腺]25-hydroxy vitamin D33G065 総ビタミンD量。ヒトを始めとする動物の骨代謝を司る重要な脂溶性ビタミンの一つ。 |
遠心
|
01 |
4日 冷蔵 |
ECLIA | ng/mL ビタミンD欠乏 20.0 未満 |
117 D007 31 生Ⅰ |
2~3日 |
26225 |
25-OHビタミンD分画[副甲状腺]25-hydroxy vitamin D, fractionation3G066 ビタミンDの代謝産物、総ビタミンD量を反映する指標をD2とD3に分画。骨形成に関与し、不足すると、クル病、骨軟化症となる。 |
遠心
|
01 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL D2 12.1 以下 |
6~12日 |
|
00869 |
1α,25-(OH)2ビタミンD[副甲状腺]1,25-dihydroxy vitamin D33G070 最も生物活性が強いビタミンD。血中カルシウム濃度を上げる働きをもつ。 |
遠心
|
01 ↓ 02 |
凍 |
RIA(二抗体法) | pg/mL 20~60 |
388 D007 62 生Ⅰ |
3~6日 |
01859 |
フェリチンferritin5C095 鉄の貯蔵および血清鉄濃度の維持を行う蛋白。鉄の貯蔵状態を反映し、各種血液疾患の病態把握に有用。 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA | ng/mL M 9.0~275 |
105 D007 25 生Ⅰ |
2~3日 |
00503 |
ヘモグロビン (Hb)hemoglobin2A030 血液中の血色素であるヘモグロビン量を測定する検査。貧血等の血液疾患のスクリーニング検査として用いられる。 |
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
SLS-Hb法 | g/dL M 13.5~17.5 |
21 D005 5 血液 |
1~2日 |
07934 |
プロトロンビン時間 (PT)prothrombin time2B030 外因系の凝固活性を総合的に判定するスクリーニング検査。肝不全、凝固因子欠乏症で遅延し、血栓性静脈炎で短縮する。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
透過光 | % 70~100 |
18 D006 2 血液 |
2~3日 |
01186 |
プロテインC 《抗原量》protein C2B700 血管内皮細胞で活性化され、抗凝固作用を発揮する、ビタミンK依存性蛋白質。欠損すると反復性の血栓塞栓症をきたす。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
LPIA | % 62~131 |
包括232 D006 31 血液 |
2~5日 |
01139 |
プロテインC 《活性》protein C2B700 血管内皮細胞で活性化され、抗凝固作用を発揮する、ビタミンK依存性蛋白質。欠損すると反復性の血栓塞栓症をきたす。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
合成基質法 | % 64~135 |
包括234 D006 32 血液 |
2~3日 |
01340 |
第Ⅱ因子活性 (F2)coagulation factor 22B350 プロトロンビンとも呼ばれるトロンビンの前駆物質。先天性異常による欠乏症のほか、ビタミンKの不足時に低下する。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
PT法 | % 74~146 |
包括223 D006 30 血液 |
2~5日 |
01676 |
第Ⅶ因子活性 (F7)coagulation factor 72B380 外因系の凝固過程において組織トロンボプラスチン、第Ⅹ因子を活性化する糖蛋白。ビタミンK依存性のため、ビタミンK欠乏症で低値に。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
PT法 | % 63~143 |
包括223 D006 30 血液 |
2~5日 |
00598 |
第Ⅸ因子活性 (F9)coagulation factor 92B400 内因系の凝固機序に関与するビタミンK依存の凝固因子。代表的な欠乏症として血友病Bが知られている。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
APTT法 | % 74~149 |
包括223 D006 30 血液 |
2~5日 |
01677 |
第Ⅹ因子活性 (F10)coagulation factor 102B410 内因系・外因系両方の凝固反応にかかわるビタミンK依存性の凝固因子。出血傾向および血栓傾向を知るための指標。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
PT法 | % 71~128 |
包括223 D006 30 血液 |
2~5日 |