WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 8 月 1 日時点の情報です。
『慢性骨髄性白血病』に関連する検査項目
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01549 |
リゾチーム (ムラミダーゼ) 〈血清〉lysozyme3B255 溶菌現象により生体防御に働く酵素。単球性白血病で血中、尿中に増加。 |
遠心
|
01 ↓
02 |
4週 凍 |
比濁法 | μg/mL 4.2~11.5 |
3~6日 |
|
01550 |
リゾチーム (ムラミダーゼ) 〈尿〉lysozyme3B255 溶菌現象により生体防御に働く酵素。単球性白血病で血中、尿中に増加。 |
|
25 |
4週 凍 |
比濁法 | μg/mL 1.0 未満 |
3~6日 |
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01565 |
ビタミンB12 (シアノコバラミン)vitamin B123G040 欠乏により巨赤芽球性貧血をもたらす水溶性の造血ビタミン。吸収には胃から分泌される内因子といわれる蛋白が必要。 |
遠心
|
01 ↓
02 |
12週 凍 |
CLIA | pg/mL 233~914 |
140 D007 38 生Ⅰ |
2~3日 |
00368 |
メトトレキサートmethotrexate3M725 白血病、絨毛性疾患の治療に使われる葉酸代謝拮抗剤。著明な骨髄抑制と腎毒性があり血中濃度測定が重要。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
7日 冷蔵 |
EIA | μmol/L 中毒域(大量投与時) |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
25717 |
イマチニブimatinib3M750 チロシンキナーゼを阻害する分子標的薬。慢性骨髄性白血病や一部の急性リンパ性白血病、GISTの治療に用いられる。 |
遠心
|
14 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | ng/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~6日 |
00248 |
トランスフェリン (Tf)transferrin5C060 主に肝臓で産生され、鉄を運搬する血漿蛋白。鉄代謝や造血機能を反映する。 |
遠心
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01 |
1週 冷蔵 |
TIA | mg/dL 190~320 |
60 D015 7 免疫 |
1~2日 |
Single-color解析による細胞表面マーカー検査 (リンパ球サブセット検査)リンパ球、単球、顆粒球などの細胞表面抗原をモノクローナル抗体により特異的に解析する一連の検査。 |
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13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | % |
185 D016 2 免疫 |
2~3日 |
|
05701 |
骨髄球系 CD15 (Lewis X)CD155I104 モノクローナル抗体で検索される顆粒球の細胞表面マーカー。単球系との鑑別に有用。 |
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13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | 陽性細胞百分率 |
2~3日 |
|
45425 |
Major BCR-ABL1 ISmajor BCR-ABL18C125 慢性骨髄性白血病(CML)の診断補助と、治療効果判定の指標。キメラ遺伝子BCR-ABL mRNAを定量し、腫瘍細胞の比率を推定する検査。 |
開栓厳禁
|
89 |
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | 検出せず |
2520 D006-3 1 遺染 |
3~6日 |
07778 |
WT1 mRNA定量 〈血液〉WT1 (Wilms tumor 1)8C505 急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群において高い発現量を示すWT1遺伝子を定量する検査 |
開栓厳禁
|
89 |
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | コピー/μg RNA |
2520 D006-9 遺染 |
3~5日 |
07985 |
WT1 mRNA定量 〈骨髄液〉WT1 (Wilms tumor 1)8C505 急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群において高い発現量を示すWT1遺伝子を定量する検査 |
開栓厳禁
|
指定容器 22 |
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | コピー/μg RNA |
2520 D006-9 遺染 |
3~5日 |
45838 |
RUNX1(AML1)-RUNX1T1(ETO) mRNA定量解析RUNX1-RUNX1T18C428 RUNX1-RUNX1T1融合遺伝子は、染色体転座t(8;21)(q22;q22)によって形成される遺伝子であり、急性骨髄性白血病(AML)のなかで5~10%を占める変異である。 |
開栓厳禁
または
|
89
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | コピー/μg RNA 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~7日 |
45846 |
RUNX1(AML1)-MECOM(EVI1) mRNA定量解析RUNX1-MECOM8C429 RUNX1-MECOM融合遺伝子は、染色体転座t(3;21)(q26;q22)によって形成される遺伝子であり、慢性骨髄性白血病(CML)の急性転化時や、骨髄異形成症候群(MDS)の急性白血病への移行時に出現する。 |
開栓厳禁
または
|
89
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | コピー/μg RNA 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~7日 |
45854 |
DEK-NUP214(CAN) mRNA定量解析DEK-NUP2148C481 DEK-NUP214(CAN)融合遺伝子は、染色体転座t(6;9)(p23;q34.1)によって形成される遺伝子であり、急性骨髄性白血病(AML)にみられる変異である。 |
開栓厳禁
または
|
89
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | コピー/μg RNA 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~7日 |
45894 |
Major BCR-ABL1 mRNA定量解析major BCR-ABL18C125 BCR-ABL1融合遺伝子は、染色体転座t(9;22)(q34.1;q11.2)によって形成される遺伝子であり、急性骨髄性白血病(AML)、急性リンパ性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)にみられる変異である。 |
開栓厳禁
または
|
89
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | コピー/μg RNA 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~7日 |
01802 |
Cバンド分染法chromosome (congenital)8B200 染色体のCバンド領域を特異的に染め分け、腕間逆位やdicentric X染色体の動原体の判定を行う検査。 |
開栓厳禁
|
10 |
冷蔵 |
分染法406 | 2553+397 D006-5 2 遺染 |
14~21日 |
|
07282 |
好中球 BCR-ABL1 [t(9;22)転座解析]t(9;22) : BCR-ABL1 (neutrophil)8B396 末梢血好中球を用いることで、従来のFISH法検査よりBCR-ABL1融合遺伝子による慢性骨髄性白血病(CML)を的確に反映する検査である。 |
開栓厳禁
|
10 |
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
|
05172 |
BCR-ABL1 [t(9;22)転座解析]t(9;22) : BCR-ABL18B395 bcr/ablプローブを用いたFISH法で、CMLやALLにみられるフィラデルフィア染色体を同定する検査。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
|
05174 |
RUNX1(AML1) (21q22転座解析)t(21q22) : RUNX18B513 AMLやMDS、CML、ALL等の血液疾患で認められる各種21q22の転座を、FISH法で同定する検査。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
|
01493 |
RUNX1(AML1)-RUNX1T1(ETO) [t(8;21)転座解析]t(8;21) : RUNX1-RUNX1T18B385 RUNX1-RUNX1T1融合遺伝子は、染色体転座t(8;21)(q22;q22)によって形成される遺伝子であり、急性骨髄性白血病(AML)のなかで5~10%を占める変異である。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
|
00476 |
8染色体 (8トリソミー)chromosome 88B380 先天性異常のほか、AMLやMDS、CMLによく認められる8番染色体の数的異常を、FISH法で同定する検査。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
|
00554 |
血小板数 (PLT)platelet count2A050 止血機構の中心を担う血球成分。自己抗体やDICなどによる消費の亢進、骨髄疾患や肝硬変で減少をみる。 |
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
電気抵抗検出法 | ×104/μL 14.0~34.0 |
21 D005 5 血液 |
1~2日 |
00508 |
白血球像hemogram2A160 白血球の形態と分画から、感染症や血液系悪性腫瘍の鑑別診断を行う基本的な検査。 |
または
|
13
20 |
冷蔵凍結不可
常温 |
自動血球分析装置使用(フローサイトメトリー法)目視法(鏡検) | % |
15 D005 3 血液 |
1~2日 |
01306 |
血液塗抹標本 ALP染色leukocyte alkaline phosphatase stain2A180 末梢血の塗抹標本を染色し、NAPスコアを算出する検査。成熟好中球で陽性となりCMLで低値をとる。 |
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20 |
常温 |
朝長法 | 各27加算 D005 6注 血液 |
2~4日 |