WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
『急性骨髄性白血病』に関連する検査項目
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
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01549 |
リゾチーム (ムラミダーゼ) 〈血清〉lysozyme3B255 溶菌現象により生体防御に働く酵素。単球性白血病で血中、尿中に増加。 |
遠心
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01 ↓
02 |
4週 凍 |
比濁法 | μg/mL 4.2~11.5 |
3~6日 |
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01550 |
リゾチーム (ムラミダーゼ) 〈尿〉lysozyme3B255 溶菌現象により生体防御に働く酵素。単球性白血病で血中、尿中に増加。 |
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25 |
4週 凍 |
比濁法 | μg/mL 1.0 未満 |
3~6日 |
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Single-color解析による細胞表面マーカー検査 (リンパ球サブセット検査)リンパ球、単球、顆粒球などの細胞表面抗原をモノクローナル抗体により特異的に解析する一連の検査。 |
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13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | % |
185 D016 2 免疫 |
2~3日 |
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08286 |
T細胞系 CD7 (Fcμレセプター)CD75I079 モノクローナル抗体で検索される、T細胞、N K細胞、胸腺細胞などの白血球表面マーカー。 |
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13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | 陽性細胞百分率 |
2~3日 |
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07617 |
T細胞系 CD38 (T10)CD385I176 モノクローナル抗体で検索される、T細胞系の白血球表面マーカー。 |
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13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | 陽性細胞百分率 |
2~3日 |
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07725 |
骨髄球系 CD13 (コロナウイルスレセプター)CD135I098 モノクローナル抗体で検索される、pan-myeloid、単球、顆粒球の細胞表面マーカー。 |
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13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | 陽性細胞百分率 |
2~3日 |
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07720 |
骨髄球系 CD14 (LPS/LBPレセプター)CD145I101 モノクローナル抗体で検索される、単球、樹状細胞、マクロファージ等の細胞表面マーカー。M5で強陽性を示す。 |
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13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | 陽性細胞百分率 |
2~3日 |
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05701 |
骨髄球系 CD15 (Lewis X)CD155I104 モノクローナル抗体で検索される顆粒球の細胞表面マーカー。単球系との鑑別に有用。 |
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13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | 陽性細胞百分率 |
2~3日 |
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07730 |
骨髄球系 CD33 (MY9)CD335I161 モノクローナル抗体で検索される幼若なmyeloid細胞、単球系細胞の表面マーカー。M2、M3で陽性となる。 |
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13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | 陽性細胞百分率 |
2~3日 |
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06836 |
その他 抗グリコホリンAglycophorin5I690 モノクローナル抗体で検索される赤血球と赤血球前駆細胞の表面抗原マーカー。M6の診断に有用。 |
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13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | 陽性細胞百分率 |
2~3日 |
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07778 |
WT1 mRNA定量 〈血液〉WT1 (Wilms tumor 1)8C505 急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群において高い発現量を示すWT1遺伝子を定量する検査 |
開栓厳禁
|
89 |
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | コピー/μg RNA |
2520 D006-9 遺染 |
3~5日 |
07985 |
WT1 mRNA定量 〈骨髄液〉WT1 (Wilms tumor 1)8C505 急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群において高い発現量を示すWT1遺伝子を定量する検査 |
開栓厳禁
|
指定容器 22 |
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | コピー/μg RNA |
2520 D006-9 遺染 |
3~5日 |
45838 |
RUNX1(AML1)-RUNX1T1(ETO) mRNA定量解析RUNX1-RUNX1T18C428 RUNX1-RUNX1T1融合遺伝子は、染色体転座t(8;21)(q22;q22)によって形成される遺伝子であり、急性骨髄性白血病(AML)のなかで5~10%を占める変異である。 |
開栓厳禁
または
|
89
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | コピー/μg RNA 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~7日 |
45842 |
CBFB-MYH11 mRNA定量解析CBFB-MYH118C425 CBFB-MYH11融合遺伝子は、染色体逆位inv(16)(p13.1q22)または転座t(16;16)(p13.1;q22)によって形成される遺伝子であり、急性骨髄性白血病(AML)のなかで3~8%を占める変異である。 |
開栓厳禁
または
|
89
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | コピー/μg RNA 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~7日 |
45854 |
DEK-NUP214(CAN) mRNA定量解析DEK-NUP2148C481 DEK-NUP214(CAN)融合遺伝子は、染色体転座t(6;9)(p23;q34.1)によって形成される遺伝子であり、急性骨髄性白血病(AML)にみられる変異である。 |
開栓厳禁
または
|
89
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | コピー/μg RNA 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~7日 |
45870 |
KMT2A(MLL)-MLLT11(AF1q) mRNA定量解析KMT2A-MLLT118C446 白血病関連融合遺伝子mRNA定量。 |
開栓厳禁
または
|
89
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | コピー/μg RNA 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~7日 |
45894 |
Major BCR-ABL1 mRNA定量解析major BCR-ABL18C125 BCR-ABL1融合遺伝子は、染色体転座t(9;22)(q34.1;q11.2)によって形成される遺伝子であり、急性骨髄性白血病(AML)、急性リンパ性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)にみられる変異である。 |
開栓厳禁
または
|
89
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | コピー/μg RNA 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~7日 |
12223 |
KIT変異解析(AML)KIT (KIT proto-oncogene receptor tyrosine kinase)8C059 CBF-AMLの病態との関連が明確なexon17領域のpathogenic変異に絞ってその有無を判定するものであり、より詳細かつ的確な予後層別化に有効と思われる。 |
開栓厳禁
|
指定容器 22 |
冷蔵 |
ダイレクトシークエンス法 | 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
9~15日 |
45634 |
NPM1遺伝子変異解析NPM1 (nucleophosmin 1)8C565 急性骨髄性白血病(AML)において遺伝子変異の確認が推奨されるが、本検査は、NPM1遺伝子における主要な3変異(タイプA、B、D)の有無を個別に判定する。 |
開栓厳禁
または
|
13
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
リアルタイムPCR法 | 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~10日 |
45564 |
FLT3-ITD変異解析FLT3 (fms related tyrosine kinase 3)8C071 FLT3(FMS-like tyrosine kinase 3)は主に幼若造血細胞表面に発現する受容体型チロシンキナーゼの一種で、血液細胞の分化・増殖および造血幹細胞の自己複製に重要な役割を果たしている。 |
開栓厳禁
または
|
13
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
PCR法 | 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~10日 |
45829 |
AML FLT3変異解析(FLT3阻害剤) (ギルテリチニブ、リューコストラット)FLT3 (fms related tyrosine kinase 3)8C071 急性骨髄性白血病(AML)治療薬のギルテリチニブの適否を判断するための検査。AML患者におけるFLT3-ITDおよびTKDD835/I836変異の有無を検出する。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
89
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
PCR法/キャピラリー電気泳動法 | 検出せず |
4200 D006-14 遺染 |
4~10日 |
01802 |
Cバンド分染法chromosome (congenital)8B200 染色体のCバンド領域を特異的に染め分け、腕間逆位やdicentric X染色体の動原体の判定を行う検査。 |
開栓厳禁
|
10 |
冷蔵 |
分染法406 | 2553+397 D006-5 2 遺染 |
14~21日 |
|
05174 |
RUNX1(AML1) (21q22転座解析)t(21q22) : RUNX18B513 AMLやMDS、CML、ALL等の血液疾患で認められる各種21q22の転座を、FISH法で同定する検査。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
|
01493 |
RUNX1(AML1)-RUNX1T1(ETO) [t(8;21)転座解析]t(8;21) : RUNX1-RUNX1T18B385 RUNX1-RUNX1T1融合遺伝子は、染色体転座t(8;21)(q22;q22)によって形成される遺伝子であり、急性骨髄性白血病(AML)のなかで5~10%を占める変異である。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
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01487 |
CBFB [inv(16)逆位、t(16;16)転座解析]inv(16) : MYH11-CBFB8B463 CBFB-MYH11融合遺伝子は、染色体逆位inv(16)(p13.1q22)または転座t(16;16)(p13.1;q22)によって形成される遺伝子であり、急性骨髄性白血病(AML)のなかで3~8%を占める変異である。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
|
03827 |
KMT2A(MLL) (11q23転座解析)t(11q23) : KMT2A8B413 急性リンパ性白血病(ALL)や急性骨髄性白血病(AML)に認められる11q23転座を、FISH法により同定する検査。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
|
45586 |
RPN1-MECOM [inv(3)逆位、t(3;3)転座解析]inv(3) : RPN1-MECOM8B336 inv(3)(q21q26.2)またはt(3;3)(q21q26.2)は急性骨髄性白血病(AML)や骨髄異形成症候群(MDS)で認められる。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
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00460 |
7染色体 (7モノソミー/7q31欠失解析)chromosome 78B370 急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群でよく認められる7番染色体の欠失を、FISH法で同定する検査。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
|
00476 |
8染色体 (8トリソミー)chromosome 88B380 先天性異常のほか、AMLやMDS、CMLによく認められる8番染色体の数的異常を、FISH法で同定する検査。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
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05579 |
IRF1 (5q31欠失解析)del(5q31) : IRF18B353 一種の癌抑制遺伝子。MDSやAMLによく異常が認められ、その座位である5番染色体の長腕欠失(5q-)を検出。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
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00550 |
血液塗抹標本 ペルオキシダーゼ染色peroxidase stain2A230 血液又は骨髄塗抹標本から骨髄系細胞を染め出す検査。顆粒球・単球系細胞で陽性となり、急性白血病の病型分類に必須。 |
|
20 |
常温 |
DAB法 | 各27加算 D005 6注 血液 |
2~4日 |
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03118 |
血液塗抹標本 エステラーゼ染色esterase stain2A190 血液又は骨髄塗抹標本から、単球系と巨核球系細胞を染め出す検査。 |
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20 |
常温 |
αNBエステラーゼ法 | 各27加算 D005 6注 血液 |
2~4日 |
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04169 |
骨髄液塗抹標本 ペルオキシダーゼ染色peroxidase stain2A230 血液又は骨髄塗抹標本から骨髄系細胞を染め出す検査。顆粒球・単球系細胞で陽性となり、急性白血病の病型分類に必須。 |
|
20 |
常温 |
DAB法 | 各40加算 D005 14注 血液 |
2~4日 |
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04172 |
骨髄液塗抹標本 エステラーゼ染色esterase stain2A190 血液又は骨髄塗抹標本から、単球系と巨核球系細胞を染め出す検査。 |
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20 |
常温 |
αNBエステラーゼ法 | 各40加算 D005 14注 血液 |
2~4日 |
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05252 |
インターロイキン-1β (IL-1β)interleukin-1 beta5J062 代表的なサイトカイン。多くの免疫担当細胞に多彩な生理活性を及ぼす。 |
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
EIA | pg/mL 0.928 以下 |