検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。
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項目コード | 検査項目 | 分類 | 実施料 判断科区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|
00043 |
遊離コレステロール (F-Cho)総コレステロールと同時測定し、その比を見ることで、肝実質障害の程度を推定する指標。LCAT欠損でも上昇。 |
生化学検査 脂質 |
包括11 生Ⅰ |
1~2日 |
01566 |
葉酸核酸、アミノ酸代謝に関わる水溶性ビタミン。欠乏すると巨赤芽球性貧血を引き起こす。 |
生化学検査 ビタミン |
150 生Ⅰ |
2~3日 |
00053 |
血清鉄 (Fe)貧血の病態把握を行うための基本的な検査。鉄は赤血球のヘモグロビンを構成する元素で、欠乏すると小球性貧血をきたす。 |
生化学検査 電解質・微量金属 |
包括11 生Ⅰ |
1~2日 |
04005 |
赤血球プロトポルフィリン骨髄や肝臓に存在するポルフィリン体の一種。ポルフィリン症の鑑別、鉛中毒のスクリーニングに用いられる検査。 |
生化学検査 ポルフィリン関連 |
272 生Ⅰ |
4~10日 |
00640 |
濃縮試験 |
生化学検査 その他 |
管理料[100] |
2~3日 |
02994 |
卵胞刺激ホルモン (FSH)下垂体前葉から分泌され、卵巣や精巣を刺激するゴナドトロピン。女性では年令と性周期で大きく変動。 |
内分泌学検査 下垂体 |
包括108 生Ⅱ |
2~3日 |
00926 |
遊離サイロキシン (FT4)甲状腺ホルモンの一種。T4は、ほとんどが蛋白と結合しており活性を持たないが、本検査は生物活性を持つ遊離型を定量。 |
内分泌学検査 甲状腺 |
包括124 生Ⅱ |
2~3日 |
27609 |
遊離サイロキシン (FT4)《ECLIA》甲状腺ホルモンの一種。T4は、ほとんどが蛋白と結合しており活性を持たないが、本検査は生物活性を持つ遊離型を定量。 |
内分泌学検査 甲状腺 |
包括124 生Ⅱ |
2~3日 |
01145 |
遊離トリヨードサイロニン (FT3)甲状腺ホルモンの一種、T3の遊離型。血中T3の大半はほとんどが蛋白と結合し活性を持たないが、本検査は生物活性を持つ遊離型を定量。 |
内分泌学検査 甲状腺 |
包括124 生Ⅱ |
2~3日 |
27610 |
遊離トリヨードサイロニン (FT3)《ECLIA》甲状腺ホルモンの一種、T3の遊離型。血中T3の大半はほとんどが蛋白と結合し活性を持たないが、本検査は生物活性を持つ遊離型を定量。 |
内分泌学検査 甲状腺 |
包括124 生Ⅱ |
2~3日 |
27690 |
FGF23線維芽細胞増殖因子23は主に骨細胞から分泌される血中リン濃度調節に中心的役割を果たすペプチドホルモンである。 |
内分泌学検査 その他 |
788 生Ⅰ |
3~5日 |
06965 |
遊離型PSA前立腺特異抗原(PSA)と同時に測定し、その比をとることで前立腺肥大症と前立腺癌の正診率を向上できる新しい指標。 |
腫瘍関連検査 腫瘍関連検査 |
2~3日 |
|
26050 |
PSA F/T比総PSAの軽度上昇を示す前立腺癌鑑別のグレイゾーン領域で、肥大症と癌を判別する検査。前立腺癌で低値。 |
腫瘍関連検査 腫瘍関連検査 |
包括150 生Ⅱ |
2~3日 |
08049 |
ヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白 (H-FABP)遊離脂肪酸の細胞内輸送に関与する低分子可溶性蛋白。心筋に特異的で、早期における急性心筋梗塞の診断指標。 |
免疫血清学検査 蛋白 |
135 生Ⅰ |
2~8日 |
26654 |
尿中L型脂肪酸結合蛋白 (L-FABP)近位尿細管上皮細胞に発現し、細胞内で脂質輸送を担う蛋白質。腎障害の重症度を反映して尿中に排泄され、採尿時刻の影響を受けにくい。 |
免疫血清学検査 蛋白 |
210 尿便 |
2~3日 |
30417 |
遊離L鎖κ/λ比 (FLC)免疫グロブリンの構成成分軽鎖のうち血中に遊離したk、λ鎖を定量。多発性骨髄腫で治療効果が現れるとκ/λの比率は1.0に近づく。 |
免疫血清学検査 免疫グロブリン |
388 免疫 |
2~3日 |
45564 |
FLT3-ITD変異解析FLT3(FMS-like tyrosine kinase 3)は主に幼若造血細胞表面に発現する受容体型チロシンキナーゼの一種で、血液細胞の分化・増殖および造血幹細胞の自己複製に重要な役割を果たしている。 |
遺伝子関連検査 白血病関連遺伝子 |
2100 遺染 |
4~10日 |
45431 |
FUS(TLS)-DDIT3(CHOP) mRNA解析病理組織学的分類において60~70種類以上もあるため診断が困難とされる骨軟部腫瘍の補助診断に有用である。 |
遺伝子関連検査 癌関連遺伝子 |
包括2100 遺染 |
8~12日 |
02811 |
脆弱X症候群 FMR1解析脆弱X症候群の原因遺伝子であるFMR1遺伝子のCGGトリプレットリピートを同定する検査である。 |
遺伝子関連検査 トリプレット・リピート病遺伝子解析 |
3880 遺染 |
14~22日 |
05539 |
FGFR3-IGH [t(4;14)転座解析]多発性骨髄腫でみられるt(4:14)転座をFISH法により検出する検査である。 |
染色体検査 血液疾患染色体検査・その他 |
2553 遺染 |
5~7日 |
45587 |
FGFR1 (8p12転座解析)PDGFRα 、PDGFRβ の再構成に伴う腫瘍の場合はイマチニブなどのチロシンキナーゼ(TK)阻害剤投与による治療効果が認められるが、FGFR1の場合は効果が期待しにくいとされている。 |
染色体検査 血液疾患染色体検査・その他 |
2553 遺染 |
5~7日 |
45607 |
FIP1L1-PDGFRA融合遺伝子解析イマチニブ治療の適否を診断する検査。 |
染色体検査 血液疾患染色体検査・その他 |
3105 遺染 |
5~7日 |
00559 |
フィブリノーゲン (FIB)血栓を形成するフィブリンの前駆体。炎症で増加し、高度な肝機能障害、DIC等では減少する。 |
血液学検査 出血凝固検査 |
23 血液 |
2~3日 |
00560 |
血中FDP線溶亢進状態の把握に用いられる検査。特にDIC、血栓溶解療法のモニタリングに有用。 |
血液学検査 出血凝固検査 |
80 血液 |
2~3日 |
00582 |
尿中FDP腎の局所における凝固線溶状態を反映する指標。腎疾患の病態鑑別に有用な検査。 |
血液学検査 出血凝固検査 |
72 尿便 |
2~3日 |
01340 |
第Ⅱ因子活性 (F2)プロトロンビンとも呼ばれるトロンビンの前駆物質。先天性異常による欠乏症のほか、ビタミンKの不足時に低下する。 |
血液学検査 出血凝固検査 |
包括223 血液 |
2~5日 |
01656 |
第Ⅴ因子活性 (F5)内因系と外因系凝固反応にかかわる凝固因子で、プロトロンビンをCaの存在下で活性化する蛋白。DIC、重症肝疾患で低値となる。 |
血液学検査 出血凝固検査 |
包括223 血液 |
2~5日 |
01676 |
第Ⅶ因子活性 (F7)外因系の凝固過程において組織トロンボプラスチン、第Ⅹ因子を活性化する糖蛋白。ビタミンK依存性のため、ビタミンK欠乏症で低値に。 |
血液学検査 出血凝固検査 |
包括223 血液 |
2~5日 |
00597 |
第Ⅷ因子活性 (F8)vWFと結合して存在する内因系凝固蛋白。先天的欠乏で血友病Aを発来。 |
血液学検査 出血凝固検査 |
包括223 血液 |
2~5日 |
00598 |
第Ⅸ因子活性 (F9)内因系の凝固機序に関与するビタミンK依存の凝固因子。代表的な欠乏症として血友病Bが知られている。 |
血液学検査 出血凝固検査 |
包括223 血液 |
2~5日 |
01677 |
第Ⅹ因子活性 (F10)内因系・外因系両方の凝固反応にかかわるビタミンK依存性の凝固因子。出血傾向および血栓傾向を知るための指標。 |
血液学検査 出血凝固検査 |
包括223 血液 |
2~5日 |
01678 |
第ⅩⅠ因子活性 (F11)内因性凝固の初期段階に関与する因子。第XI因子欠乏症および保因者の診断や、DIC、肝硬変等で出血傾向の指標となる。 |
血液学検査 出血凝固検査 |
包括223 血液 |
2~5日 |
01679 |
第ⅩⅡ因子活性 (F12)凝固系機序の最も初期の段階に関連する凝固因子。PT正常、APTT異常で出血傾向がない場合、第ⅩⅡ因子欠乏を疑う。 |
血液学検査 出血凝固検査 |
包括223 血液 |
2~5日 |
01680 |
第ⅩⅢ因子定量 (F13)凝固系機序の最終段階で働く因子。フィブリン安定化因子とも呼ばれ、出血性素因のスクリーニング検査として用いられる。 |
血液学検査 出血凝固検査 |
包括223 血液 |
2~5日 |
01924 |
第Ⅷ因子インヒビター (F8INH)血液凝固因子である第Ⅷ因子、第Ⅸ因子に対する抗体。凝固因子製剤投与中の血友病患者で失活因子となる。 |
血液学検査 出血凝固検査 |
包括144 血液 |
2~5日 |
01925 |
第Ⅸ因子インヒビター (F9INH)血液凝固因子である第Ⅷ因子、第Ⅸ因子に対する抗体。凝固因子製剤投与中の血友病患者で失活因子となる。 |
血液学検査 出血凝固検査 |
包括144 血液 |
2~5日 |