検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

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項目コード 検査項目 分類 実施料
判断科区分
所要日数

02742
3B192

膵ホスホリパーゼA2 (膵PLA2)

膵腺房細胞で産生される分泌型酵素。膵炎の診断および重症度の判定、経過観察に有用。

生化学検査
酵素

204

生Ⅰ

2~5日

05383
3C047

総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比 (BTR)

肝疾患におけるアミノ酸代謝異常の重症度を判定する検査。フィッシャー比を簡便に測定するもので、肝性脳症で低値に。

生化学検査
低分子窒素化合物

283

生Ⅱ

2~3日

00117
3I020

不飽和鉄結合能 (UIBC)

トランスフェリン等の血中鉄輸送蛋白上で鉄が結合していない部分。すなわち鉄結合予備能を表し、血清鉄との和がTIBCに相当。

生化学検査
電解質・微量金属

包括11

生Ⅰ

1~2日

04005
3J055

赤血球プロトポルフィリン

骨髄や肝臓に存在するポルフィリン体の一種。ポルフィリン症の鑑別、鉛中毒のスクリーニングに用いられる検査。

生化学検査
ポルフィリン関連

272

生Ⅰ

4~10日

00640
8A080

濃縮試験

生化学検査
その他

管理料[100]

2~3日

グルコース負荷試験

ブドウ糖液を内服して、一定時間ごとに血糖値を測定。空腹時血糖とともに、糖尿病診断のための基本的な検査。

生化学検査
その他

管理料[200]

1~2日

01584
3L175

フェノバルビタール

催眠・鎮静、抗てんかん作用をもつバルビタール系薬剤。肝機能低下で血中半減期が大幅に延長。

薬毒物検査
抗てんかん剤

管理料[470]

2~3日

01587
3L190

プリミドン

抗けいれん作用を有するてんかんの治療薬。血中半減期には個人差が大きいため、血中濃度測定が有用。

薬毒物検査
抗てんかん剤

管理料[470]

2~3日

01585
3L185

フェニトイン

ヒダントイン系の代表的な抗てんかん剤。血中濃度測定で歯肉増殖などの副作用を予防。

薬毒物検査
抗てんかん剤

管理料[470]

2~3日

26652
3L245

ペランパネル

抗てんかん薬。選択的AMPA型グルタミン酸受容体(AMPA受容体)拮抗剤であり、既存の抗てんかん薬とは異なる作用機序を持つ。

薬毒物検査
抗てんかん剤

管理料[470]

3~4日

04586

フルニトラゼパム

ベンゾジアゼピン系の催眠鎮静・抗不安剤。安全性が高く、麻酔前投薬にも用いられる。

薬毒物検査
催眠剤・抗不安剤

4~6日

04688

ブロチゾラム

チエノトリアゾロジアゼピン系の睡眠導入剤。催眠、抗不安、抗痙攣作用が強い。

薬毒物検査
催眠剤・抗不安剤

4~6日

26780
3L110

ブロマゼパム

抗不安作用のある中時間作用型のベンゾジアゼピン系薬剤。

薬毒物検査
催眠剤・抗不安剤

4~6日

05374
3L302

ブロムペリドール

抗幻覚、抗妄想作用を有するブチロフェノン系向精神薬。過剰投与で血圧降下、頻脈、錐体外路症状を呈する。

薬毒物検査
精神神経用剤

管理料[470]

2~3日

01605
3L890

プロカインアミド

心臓の刺激伝導を抑制する抗不整脈剤。心機能が低下した患者では血中半減期が延長。

薬毒物検査
抗不整脈剤

管理料[470]

2~3日

04896
3L897

プロパフェノン

Naチャネル遮断薬で、Ⅰa群に属する頻脈性不整脈の治療剤。代謝速度の個人差が大きいため血中濃度測定が有用。

薬毒物検査
抗不整脈剤

管理料[470]

3~5日

05309
3L905

フレカイニド

頻脈性不整脈の強力な治療剤。主として肝臓のCYP2D6で代謝され、相互作用に注意を要するため、薬物濃度測定が行われる。

薬毒物検査
抗不整脈剤

管理料[470]

3~4日

06515
3M698

ボリコナゾール

トリアゾール系抗真菌剤で様々な難治性深在性真菌症に効果を示すが、肝機能障害などの重篤な副作用を発現することがあるので注意。

薬毒物検査
抗真菌剤

管理料[470]

3~4日

26788

フェンタニル

癌や術後疼痛、麻酔における鎮痛に使用される医療用のオピオイド鎮痛剤。

薬毒物検査
鎮痛剤

5~11日

12392

プレガバリン

プレガバリンは神経障害性疼痛や線維筋痛症に伴う疼痛に効果を示す薬剤。

薬毒物検査
鎮痛剤

3~5日

25516
3M265

プロメタジン

抗ヒスタミン作用がありパーキンソニスム、アレルギー性鼻炎、麻酔前投与に用いられるフェノチアジン系薬剤である。

薬毒物検査
抗ヒスタミン・抗パーキンソン薬

4~6日

05534
3M810

タクロリムス

FK506とも呼ばれる免疫抑制剤。シクロスポリンより選択的にT細胞の活性化を抑える。主に肝・腎・骨髄の移植時で拒絶反応の抑制に有効。

薬毒物検査
免疫抑制剤

管理料[470]

2~3日

02997
4A025

副腎皮質刺激ホルモン (ACTH)

視床下部の刺激で分泌され、副腎皮質のステロイド合成を促す下垂体前葉ホルモン。朝高く、夜低いという明瞭な日内変動がみられる。

内分泌学検査
下垂体

包括189

生Ⅱ

2~3日

00910
4A020

プロラクチン (PRL)

下垂体前葉から分泌され乳腺に作用する乳汁分泌ホルモン。性腺機能低下症や乳汁漏出無月経症候群の診断に用いられる。

内分泌学検査
下垂体

98

生Ⅱ

2~3日

27559
4C026

副甲状腺ホルモンwhole (whole PTH)

血中カルシウム濃度を上昇させるホルモン。副甲状腺疾患や骨疾患の鑑別に用いられる。

内分泌学検査
副甲状腺

包括165

生Ⅱ

2~3日

01112
4C025

副甲状腺ホルモンintact (PTH-intact)

血中カルシウム濃度を上昇させるホルモン。副甲状腺疾患や骨疾患の鑑別に用いられる。

内分泌学検査
副甲状腺

包括165

生Ⅱ

2~3日

04789
4C034

副甲状腺ホルモン関連蛋白intact (PTHrP-intact)

悪性腫瘍が産生し、高カルシウム血症をもたらす蛋白質。

内分泌学検査
副甲状腺

包括189

生Ⅱ

5~7日

01063
4F055

プレグナンジオール (P2)

プロジェステロンの尿中代謝物。黄体期におけるプロジェステロン産生能をあらわし、妊娠中は胎盤機能を反映する。

内分泌学検査
性腺

包括213

生Ⅱ

5~7日

01064
4F060

プレグナントリオール (P3)

17α-OHPの尿中代謝物。先天性副腎皮質過形成にともない高値となる。

内分泌学検査
性腺

包括232

生Ⅱ

5~7日

01061
4F045

プロジェステロン (P4)

卵巣と胎盤から分泌され、黄体機能や妊娠に深く関わる性ホルモン。月経の周期異常、不妊症の診断に有用。

内分泌学検査
性腺

包括147

生Ⅱ

2~3日

05496
5C111

頸管腟分泌液中癌胎児性フィブロネクチン

切迫流産・早産で膣頚管中に検出される胎児付属物の由来物質。流産・早産の早期診断に有用。

内分泌学検査
胎盤

204

免疫

2~4日

00286
5F395

風疹 《HI》

三日はしかといわれる発疹性感染症を引き起こすウイルス。妊娠初期の感染は先天性風疹症候群の原因となる。

ウイルス学検査
ウイルス抗体の検出

79

免疫

3~4日

11793
5F395

風疹 IgG《CLIA》

ウイルス学検査
ウイルス抗体の検出

206

免疫

2~3日

00687
5F395

風疹 IgG《EIA》

三日はしかといわれる発疹性感染症を引き起こすウイルス。妊娠初期の感染は先天性風疹症候群の原因となる。

ウイルス学検査
ウイルス抗体の検出

206

免疫

3~5日

00688
5F395

風疹 IgM《EIA》

三日はしかといわれる発疹性感染症を引き起こすウイルス。妊娠初期の感染は先天性風疹症候群の原因となる。

ウイルス学検査
ウイルス抗体の検出

206

免疫

3~5日

27317

感染性ぶどう膜炎マルチスクリーニング[ウイルス核酸の検出]

ぶどう膜炎の早期の原因鑑別および治療に有用。原因が感染性/非感染性の鑑別が困難な場合があるが、微量検体で検出可能。

ウイルス学検査
ウイルス核酸の検出

2~4日

27317

感染性ぶどう膜炎マルチスクリーニング[感染症血清反応]

ぶどう膜炎の早期の原因鑑別および治療に有用。原因が感染性/非感染性の鑑別が困難な場合があるが、微量検体で検出可能。

免疫血清学検査
感染症血清反応

2~4日

08007
5C215

プロカルシトニン (PCT)

細菌性敗血症で上昇するポリペプチド。ウイルスや真菌感染、膠原病、腫瘍熱等との鑑別や重症度判定に有用。

免疫血清学検査
感染症血清反応

284

生Ⅰ

2~3日

27103
5C216

プレセプシン

敗血症の新しい血中マーカー。敗血症に特異性が高く、APACHEⅡスコアの相関が高いとされる。

免疫血清学検査
感染症血清反応

301

生Ⅰ

2~3日

01141
5C010

プレアルブミン

肝臓の蛋白合成能を反映する蛋白。半減期が短いため栄養状態および肝の蛋白合成能把握に有用。

免疫血清学検査
蛋白

104

免疫

2~3日

01859
5C095

フェリチン

鉄の貯蔵および血清鉄濃度の維持を行う蛋白。鉄の貯蔵状態を反映し、各種血液疾患の病態把握に有用。

免疫血清学検査
蛋白

105

生Ⅰ

2~3日

02921
5C130

プロコラーゲンⅢペプチド (P-Ⅲ-P)

コラーゲンが生成される際、プロコラーゲンから遊離するペプチド。肝炎から肝硬変への進展時に、肝臓の線維化を示す指標。

免疫血清学検査
蛋白

136

生Ⅰ

3~5日

27104
5C235

便中カルプロテクチン

慢性的な炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病等)の診断補助または潰瘍性大腸炎の病態把握に。

免疫血清学検査
蛋白

270

尿便

3~6日

01970
5A100

IgEファディアトープ (特異的吸入性アレルゲン)

吸入抗原12種類への感作を一括スクリーニングする検査。アレルゲンの特定はできない。

免疫血清学検査
免疫グロブリン

194

免疫

2~3日

27105

aPS/PT抗体 (フォスファチジルセリン依存性抗プロトロンビン抗体)[自己免疫関連]

フォスファチジルセリンに結合したプロトロンビンに対する自己抗体。不育症や血栓症との関連が示唆されている。

免疫血清学検査
自己免疫関連

5~16日

00256
5H180

不規則性抗体

妊娠や輸血などで産生が惹起され、溶血を起こす不規則性抗体の同定検査。Rh式血液型不適合妊娠や頻回輸血時で検索。

免疫血清学検査
血液型検査

159

免疫

2~3日

27625
5K210

フローサイトクロスマッチ検査

臓器移植、造血細胞移植、輸血、妊娠などの非自己タンパクによる刺激に関して、拒絶因子の抗HLA抗体の早期発見のために行う。

細胞性免疫検査
組織適合性抗原

4~7日

07934
2B030

プロトロンビン時間 (PT)

外因系の凝固活性を総合的に判定するスクリーニング検査。肝不全、凝固因子欠乏症で遅延し、血栓性静脈炎で短縮する。

血液学検査
出血凝固検査

18

血液

2~3日

00559
2B100

フィブリノーゲン (FIB)

血栓を形成するフィブリンの前駆体。炎症で増加し、高度な肝機能障害、DIC等では減少する。

血液学検査
出血凝固検査

23

血液

2~3日

00560
2B120

血中FDP

線溶亢進状態の把握に用いられる検査。特にDIC、血栓溶解療法のモニタリングに有用。

血液学検査
出血凝固検査

80

血液

2~3日

01186
2B700

プロテインC 《抗原量》

血管内皮細胞で活性化され、抗凝固作用を発揮する、ビタミンK依存性蛋白質。欠損すると反復性の血栓塞栓症をきたす。

血液学検査
出血凝固検査

包括232

血液

2~5日

01139
2B700

プロテインC 《活性》

血管内皮細胞で活性化され、抗凝固作用を発揮する、ビタミンK依存性蛋白質。欠損すると反復性の血栓塞栓症をきたす。

血液学検査
出血凝固検査

包括234

血液

2~3日

04205
2B711

プロテインS 《遊離型抗原量》

肝由来の凝固阻害因子プロテインCの補酵素。主に下肢静脈血栓等の遺伝性血栓症の診断に用いられる。

血液学検査
出血凝固検査

包括158

血液

2~3日

15074
2B710

プロテインS 《活性》

肝由来の凝固阻害因子プロテインCの補酵素。主に下肢静脈血栓等の遺伝性血栓症の診断に用いられる。

血液学検査
出血凝固検査

包括163

血液

2~5日

00573
2B260

プラスミノーゲン活性 (PLG)

線維素を溶解するプラスミンの前駆物質。肝臓で合成され、重症の肝疾患、DIC等で低値を示す。

血液学検査
出血凝固検査

100

血液

2~3日

00574
2B270

アンチプラスミン活性 (α2PI)(α2プラスミンインヒビター)

線溶系活性度の指標。プラスミンと血中で特異的に結合し、線溶系を抑制する蛋白。

血液学検査
出血凝固検査

包括128

血液

2~3日

00075
2B110

可溶性フィブリンモノマー (SF)

可溶性フィブリンモノマー複合体は凝固状態おいて早い段階から生成されることから早期の凝固亢進の指標となる。

血液学検査
出血凝固検査

93

血液

2~5日

04198
2B110

可溶性フィブリンモノマー複合体(SFMC)定量

血液学検査
出血凝固検査

包括221

血液

2~5日

01131
2B450

フォン・ウィルブランド因子定量 (第Ⅷ因子様抗原)

止血機構および凝固亢進調節にかかわる高分子蛋白の定量測定。von Willebrand病では減少する。

血液学検査
出血凝固検査

包括147

血液

2~5日

04686
2B480

フォン・ウィルブランド因子活性 (リストセチンコファクター)

凝固第Ⅷ因子のキャリアー蛋白。凝固および血小板機能調節にかかわり、von Willebrand病で低下、ネフローゼで活性が上昇する。

血液学検査
出血凝固検査

包括129

血液

2~5日

00710
1B060

消化状態[糞便検査]

糞便を肉眼的に観察し、染色等を行って消化器系機能や疾患を診断する検査。

一般臨床検査
糞便検査

20

尿便

2~3日

02941
1B040

便中ヘモグロビン[糞便検査]

免疫学的測定で下部消化管の出血を調べる検査。ヒトのヘモグロビンに特異的なので肉食制限は不要。

一般臨床検査
糞便検査

37

尿便

2~3日

00707
1B080

糞便アメーバ検査[糞便検査]

熱帯に多く分布する原虫で、これを検出する検査。経口または性交渉でヒトに感染し、下痢・粘血便をきたす。

一般臨床検査
糞便検査

64

微生

2~3日

03123
4H015

プロジェステロンレセプター(PgR) 《IHC法》

病理学検査
病理組織検査

690

病理

6~10日

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