WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
D006 出血・凝固検査
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
27165 |
ADAMTS13インヒビター定量ADAMTS13 inhibitor2B496 止血因子であるフォンウィルブランド因子を特異的に切断する酵素。活性低下で血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)となる。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
3カ月 凍 |
Bethesda法 | BU/mL 0.5 未満 |
1000 D006 35 血液 |
3~5日 |
27268 |
ADAMTS13活性ADAMTS132B495 止血因子であるフォンウィルブランド因子を特異的に切断する酵素。活性低下で血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)となる。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
3カ月 凍 |
EIA | IU/mL 0.10 以上 |
400 D006 34 血液 |
3~5日 |
03982 |
D-ダイマーD-D dimer2B140 FDPとの併用で、一次・二次線溶亢進の鑑別に用いる検査。線維素溶解療法時のモニターとしても有用。 |
遠心
|
15 ↓ 02 |
凍 |
LPIA | μg/mL 1.00 未満 |
包括130 D006 17 血液 |
2~3日 |
00240 |
α1アンチトリプシン (α1AT)alpha1-antitrypsin5C020 代表的な急性相反応物質の一つ。欠損症で若年性肺気腫を引き起こす蛋白質。 |
遠心
|
01 |
冷蔵 |
ネフェロメトリー法 | mg/dL 94~150 |
80 D006 11 血液 |
2~5日 |
03642 |
α2プラスミンインヒビター・プラスミン複合体 (PIC)alpha2 plasmin inhibitor, plasmin complex2B280 測定の難しい血中プラスミンの動きを直接的に反映する指標。血栓溶解療法のモニタリングやDICの診断に有用。 |
遠心
|
15 ↓ 02 |
凍 |
LPIA | μg/mL 0.8 未満 |
包括154 D006 22 血液 |
2~3日 |
00241 |
α2マクログロブリンalpha2-macroglobulin5C035 血中に最も多量に存在しているプロテアーゼインヒビター。ネフローゼ症候群で血中に増加。 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
ネフェロメトリー法 | mg/dL M 100~200 |
包括138 D006 18 血液 |
2~5日 |
01324 |
β-トロンボグロブリン (β-TG)beta-thromboglobulin2B600 血小板活性化の指標。血栓性疾患や血栓症準備状況を反映して増加する蛋白質。 |
冷遠
|
19 ↓
02 |
4週 凍 |
EIA | ng/mL 60 以下 |
包括176 D006 25 血液 |
3~9日 |
00572 |
アンチトロンビン活性 (AT)antithrombin2B200 凝固亢進状態を把握する有用な検査。DICで著しく減少する。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
合成基質法 | % 81~123 |
70 D006 10 血液 |
2~3日 |
00574 |
アンチプラスミン活性 (α2PI)(α2プラスミンインヒビター)antiplasmin2B270 線溶系活性度の指標。プラスミンと血中で特異的に結合し、線溶系を抑制する蛋白。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
合成基質法 | % 85~118 |
包括128 D006 15 血液 |
2~3日 |
00556 |
活性化部分トロンボプラスチン時間 (APTT)activated partial thromboplastin time2B020 内因性凝固活性の指標。PTとともに出血性素因の疑われる患者でスクリーニングに用いられる。血友病で延長する。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
透過光 | 秒 25.0~36.0 |
29 D006 7 血液 |
2~3日 |
00075 |
可溶性フィブリンモノマー (SF)soluble fibrin monomer complex2B110 可溶性フィブリンモノマー複合体は凝固状態おいて早い段階から生成されることから早期の凝固亢進の指標となる。 |
遠心
|
15 ↓ 02 |
凍 |
ラテックス凝集法 | μg/mL 5 未満 |
93 D006 12 血液 |
2~5日 |
04198 |
可溶性フィブリンモノマー複合体(SFMC)定量soluble fibrin monomer complex2B110 |
遠心
|
15 ↓
02 |
8週 凍 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | μg/mL 6.1 以下 |
包括221 D006 29 血液 |
2~5日 |
01348 |
血小板第4因子 (PF-4)platelet factor 42B620 血小板活性化の指標。血栓症の推定や、抗血小板剤のモニタリングに有用な蛋白質。 |
冷遠
|
19 ↓
02 |
4週 凍 |
EIA | ng/mL 20 以下 |
包括178 D006 26 血液 |
3~9日 |
00560 |
血中FDPfibrin and fibrinogen degradation products2B120 線溶亢進状態の把握に用いられる検査。特にDIC、血栓溶解療法のモニタリングに有用。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
LPIA | μg/mL 5.0 未満 |
80 D006 11 血液 |
2~3日 |
01340 |
第Ⅱ因子活性 (F2)coagulation factor 22B350 プロトロンビンとも呼ばれるトロンビンの前駆物質。先天性異常による欠乏症のほか、ビタミンKの不足時に低下する。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
PT法 | % 74~146 |
包括223 D006 30 血液 |
2~5日 |
01656 |
第Ⅴ因子活性 (F5)coagulation factor 52B370 内因系と外因系凝固反応にかかわる凝固因子で、プロトロンビンをCaの存在下で活性化する蛋白。DIC、重症肝疾患で低値となる。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
PT法 | % 70~152 |
包括223 D006 30 血液 |
2~5日 |
01676 |
第Ⅶ因子活性 (F7)coagulation factor 72B380 外因系の凝固過程において組織トロンボプラスチン、第Ⅹ因子を活性化する糖蛋白。ビタミンK依存性のため、ビタミンK欠乏症で低値に。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
PT法 | % 63~143 |
包括223 D006 30 血液 |
2~5日 |
01924 |
第Ⅷ因子インヒビター (F8INH)coagulation factor 8 inhibitor2B460 血液凝固因子である第Ⅷ因子、第Ⅸ因子に対する抗体。凝固因子製剤投与中の血友病患者で失活因子となる。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
Bethesda法 | BU/mL 検出せず |
包括144 D006 20 血液 |
2~5日 |
00597 |
第Ⅷ因子活性 (F8)coagulation factor 82B390 vWFと結合して存在する内因系凝固蛋白。先天的欠乏で血友病Aを発来。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
APTT法 | % 62~145 |
包括223 D006 30 血液 |
2~5日 |
01925 |
第Ⅸ因子インヒビター (F9INH)coagulation factor 9 inhibitor2B470 血液凝固因子である第Ⅷ因子、第Ⅸ因子に対する抗体。凝固因子製剤投与中の血友病患者で失活因子となる。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
Bethesda法 | BU/mL 検出せず |
包括144 D006 20 血液 |
2~5日 |
00598 |
第Ⅸ因子活性 (F9)coagulation factor 92B400 内因系の凝固機序に関与するビタミンK依存の凝固因子。代表的な欠乏症として血友病Bが知られている。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
APTT法 | % 74~149 |
包括223 D006 30 血液 |
2~5日 |
01677 |
第Ⅹ因子活性 (F10)coagulation factor 102B410 内因系・外因系両方の凝固反応にかかわるビタミンK依存性の凝固因子。出血傾向および血栓傾向を知るための指標。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
PT法 | % 71~128 |
包括223 D006 30 血液 |
2~5日 |
01678 |
第ⅩⅠ因子活性 (F11)coagulation factor 112B420 内因性凝固の初期段階に関与する因子。第XI因子欠乏症および保因者の診断や、DIC、肝硬変等で出血傾向の指標となる。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
APTT法 | % 73~136 |
包括223 D006 30 血液 |
2~5日 |
01679 |
第ⅩⅡ因子活性 (F12)coagulation factor 122B430 凝固系機序の最も初期の段階に関連する凝固因子。PT正常、APTT異常で出血傾向がない場合、第ⅩⅡ因子欠乏を疑う。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
APTT法 | % 46~156 |
包括223 D006 30 血液 |
2~5日 |
01680 |
第ⅩⅢ因子定量 (F13)coagulation factor 132B440 凝固系機序の最終段階で働く因子。フィブリン安定化因子とも呼ばれ、出血性素因のスクリーニング検査として用いられる。 |
遠心
|
15 ↓ 02 |
凍 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | % 70 以上 |
包括223 D006 30 血液 |
2~5日 |
06857 |
トータルPAI-1 (t-PAI-1)plasminogen activator inhibitor 12B310 プラスミノーゲンアクチベーターと結合して線溶系を抑制する糖蛋白。血管内皮を傷害する血栓症、DICで上昇。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
ラテックス凝集法 | ng/mL 50 以下 |
包括240 D006 33 血液 |
2~5日 |
03983 |
トロンビン・アンチトロンビン複合体 (TAT)thrombin-antithrombin complex2B210 トロンビンとアンチトロンビンが1:1の割合で結合した複合体。間接的にトロンビンの増減を知ることができる。 |
遠心
|
15 ↓ 02 |
凍 |
CLEIA | ng/mL 3.0 未満 |
包括176 D006 25 血液 |
2~3日 |
04613 |
トロンボモジュリン (TM) 〈血清〉thrombomodulin2B730 血管内皮細胞で産生され、抗凝固作用と線溶促進作用を発揮する蛋白。全身性血管障害を来す疾患で高値を示す。 |
遠心
|
01 ↓
02 |
4週 凍 |
CLEIA | U/mL 12.1~24.9 |
包括204 D006 28 血液 |
2~5日 |
04613 |
トロンボモジュリン (TM) 〈血漿〉thrombomodulin2B730 血管内皮細胞で産生され、抗凝固作用と線溶促進作用を発揮する蛋白。全身性血管障害を来す疾患で高値を示す。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
4週 凍 |
CLEIA | U/mL 8.7~22.7 |
包括204 D006 28 血液 |
2~5日 |
00559 |
フィブリノーゲン (FIB)fibrinogen2B100 血栓を形成するフィブリンの前駆体。炎症で増加し、高度な肝機能障害、DIC等では減少する。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
トロンビン法 | mg/dL 155~415 |
23 D006 4 血液 |
2~3日 |
04686 |
フォン・ウィルブランド因子活性 (リストセチンコファクター)von Willebrand factor2B480 凝固第Ⅷ因子のキャリアー蛋白。凝固および血小板機能調節にかかわり、von Willebrand病で低下、ネフローゼで活性が上昇する。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
固定血小板凝集法 | % 50~150 |
包括129 D006 16 血液 |
2~5日 |
01131 |
フォン・ウィルブランド因子定量 (第Ⅷ因子様抗原)coagulation factor 8-related antigen2B450 止血機構および凝固亢進調節にかかわる高分子蛋白の定量測定。von Willebrand病では減少する。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | % 50~150 |
包括147 D006 21 血液 |
2~5日 |
00573 |
プラスミノーゲン活性 (PLG)plasminogen2B260 線維素を溶解するプラスミンの前駆物質。肝臓で合成され、重症の肝疾患、DIC等で低値を示す。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
合成基質法 | % 71~128 |
100 D006 13 血液 |
2~3日 |
01186 |
プロテインC 《抗原量》protein C2B700 血管内皮細胞で活性化され、抗凝固作用を発揮する、ビタミンK依存性蛋白質。欠損すると反復性の血栓塞栓症をきたす。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
LPIA | % 62~131 |
包括232 D006 31 血液 |
2~5日 |
01139 |
プロテインC 《活性》protein C2B700 血管内皮細胞で活性化され、抗凝固作用を発揮する、ビタミンK依存性蛋白質。欠損すると反復性の血栓塞栓症をきたす。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
合成基質法 | % 64~135 |
包括234 D006 32 血液 |
2~3日 |
15074 |
プロテインS 《活性》protein S2B710 肝由来の凝固阻害因子プロテインCの補酵素。主に下肢静脈血栓等の遺伝性血栓症の診断に用いられる。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
凝固時間法 | % 64~149 |
包括163 D006 24 血液 |
2~5日 |
04205 |
プロテインS 《遊離型抗原量》protein S, free2B711 肝由来の凝固阻害因子プロテインCの補酵素。主に下肢静脈血栓等の遺伝性血栓症の診断に用いられる。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | % M 74~132 |
包括158 D006 23 血液 |
2~3日 |
07934 |
プロトロンビン時間 (PT)prothrombin time2B030 外因系の凝固活性を総合的に判定するスクリーニング検査。肝不全、凝固因子欠乏症で遅延し、血栓性静脈炎で短縮する。 |
遠心
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15 ↓
02 |
2週 凍 |
透過光 | % 70~100 |
18 D006 2 血液 |
2~3日 |